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フッ素の実力!

6月は虫歯の予防週間ですね。
みなさんは上手に予防できていますか?
虫歯の予防でよく言われているのが”フッ素”ですね。
そのフッ素について少しお話をしたいと思います。
こんにちは、院長の小野です。
そもそも、フッ素って自然界にごく微量ながら存外します。どこにあるのかというと、土の中や海水、食べ物やお茶などに含まれている天然のミネラル成分なのです。
だいたい、川の水には約0.1ppm、海水の中には約1.3ppmのフッ素があります。
そんなフッ素、どうやって虫歯予防に働いているかと言うと、歯の結晶は
カルシウムイオン、水酸化物イオン、リン酸イオンの3つのイオンが結合して出来ています。この結晶は、虫歯菌の出す酸に触れるとバラバラになってしまいイオンに戻ってしまい、唾液の中に溶けだしてしまいます。これが脱灰と呼ばれる現象です。
一方、唾液の中に溶け込んだ歯のイオンは、再び結合して結晶になり歯に戻ります。これが再石灰化と呼ばれる現象です。
この出たり入ったりのイオンのバランスによって、歯は健康に保たれています。
そこに、フッ素がお口の中にあると、イオンが結晶になるのを促進したり、加速させてくれたりします。
そうすると、再石灰化がよくおこなわれ修復が進むので、虫歯が出来にくくなると言うわけです。
そのフッ素も0.000005~0.0001%という極微量のフッ素がお口の中にあれば虫歯予防に働いてくれるのです。
そして、その微量がお口の中に長く留まってくれると効き目を発揮します。
いかがでしょうか。
フッ素はこのようにして、歯の健康を守っているのですね。

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