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セルフケアのための歯磨き剤講座 2

セルフケアのための歯磨き剤講座 2

こんにちは、院長の小野です。

それでは、タイプごとに異なる研磨効果についてお話をしていきましょう。

どのタイプの歯磨き剤も、多くの製品に汚れを掻き取るための清掃剤(=研磨剤)が配合されています。

しかし、掻き取る効果は製品を見ただけでは分からず、しかも、きわめてマイルドのものからかなり強いものまで大きな開きがあります。

とは言っても、研磨剤の研磨効果の強さにはもちろん上限が定められています。

歯の研磨性を評価する専門的な数値であるRDA値(象牙質研磨力)を元に、市販の歯磨き剤を並べてみると、ある程度の傾向があることが分かります。

ヤニ取りや美白、ホワイトニング目的の歯磨き剤は研磨効果が強く、ついで、プラーク除去にむし歯予防効果。

歯周病予防や歯茎、根面などのデリケートな部分をターゲットにした製品は、マイルドになる傾向があります。

また、子供用の歯磨き剤は、同じブランドでも大人向けの歯磨き剤よりも研磨効果を抑えた設計になっています。

これは、乳歯や、生えて間もない永久歯はまだエナメル質が成熟しておらず、大人の歯よりもやわらかいためです。

ですから、永久歯が生え始めたばかりのお子さんに大人用の歯磨き剤を使わせるのはお勧めしません。

子供には、子供用の歯磨き剤を使ってもらいたいちゃんとした理由があります。

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