岡崎市 おの歯科では、痛みの少ない治療と優しく丁寧な説明を重視しています

セルフケアのための歯磨き剤講座 その3

セルフケアのための歯磨き剤講座 その3

こんにちは、院長の小野です。

それで次に、形態を見ていきましょう。

歯磨き剤はチューブに入っている白い物が圧倒的に多いのですが、これは研磨剤を練り込んだ「ペースト型」というものです。

日本歯磨工業会によると、ペースト型に配合されている歯磨剤の研磨剤は、基本成分の10%~60%で、研磨効果は製品によってばらつきがあります。

一方、流動性のある低粘性の「液状型」(やや粘度の高いものは「ジェル状型」と言います)

には、10%~30%の研磨剤が含まれ、多くはペースト型よりマイルドな研磨効果となっています。

液状型には、最近では研磨剤無配合のものも増えています。

また、液状の洗口剤のような「リンス型」もあります。

すすいだあとブラッシングをするように記載されているものは、「液体歯磨き」とか「液体歯磨」と記載されていて、研磨剤はいっさい含まれていません。

その他、幼児や高齢者を対象にした、分散しやすい泡状の「フォーム型」にも、研磨剤は無配合です。

このように、形状の違いは「剤型」と呼ばれていて、歯ブラシや歯間ブラシなどと上手く組み合わせて使いこなすと、むし歯や歯周病など、ご自分が目的としているリスクに対処しやすくなります。

特に「ジェル型」や「リンス型」は、清掃効果よりも薬用成分を効かせることを目的としているため、単独使用のほか、「ペースト型」との併用もお勧めです。

インドアビュー