「”歯石をとると歯が削れる”というのはないのですか？」という質問を受けたことがあります。
歯石をとると歯も一緒に削れるから歯石をとるのはちょっと・・・とかいろいろと心配をされる方はいらっしゃると思います。
実際のところはどうでしょうか。
こんにちは、院長の小野です。
まず歯石をとる道具ですが、最近使われていることが多いものは超音波などの振動を使い、先端のチップが振動することで、石灰化している歯石だけを壊してバラバラにしていくことによって、歯石をとっていきます。
ですので、一般的には歯に直接先端のチップが当たっても歯が削れる程ではありません。
また、歯石が少しずつ時間をかけて大量に、歯の周りを歯石がとり囲むようについている歯石をとろうとした時、そのとり囲んでいるのが歯石と歯と一緒に感じるため、あたかも歯石が自分の歯のように感じてしまっている歯石を丁寧にとっていくと、急に歯が小さくなってしまったように感じたり、歯と歯の間の歯石がなくなり、隙間があいてしなうこともあるので、「歯石をとったら歯が削られた」という誤解になることもあるかもしれませんが、もちろん歯はけずられていませんのでご心配はなく。
よって、歯石をとっても歯はけずれることはありませんので、しっかりと定期健診に来ていただきまして、歯周病予防をしていきましょう！
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