みなさん、飲み薬を飲まないといけない時にはどれくらいのお水で飲まれていますか?
お薬を出された時に「お水と一緒に飲んでください」と言われているとは思います。
ではこのお水、いったいどれくらいの量で飲めばよいでしょうか?
こんにちは、院長の小野です。
まずは水と一緒に飲む理由として、お薬の副作用となるものを軽減していくためです。
具体的にいうと、食道でお薬が通過していく時におこる薬剤性食道潰瘍というのをお水によって防ぐことです。
もう1つの理由として、薬の吸収率を上げることです。
たとえば痛み止めのお薬をコップ1杯分の250mlで飲んだ時と25mlで飲んだ時とを比較したときに、250mlで飲んだ方が吸収がよかったとデータがあります。
ですので、お水はコップ1杯250mlが適量かと思います。(本によっては100~150mlともあります)
次に、水の温度についてですが、胃や小腸で薬が溶けて吸収されなければいけないのですが、水の温度が高いほど薬の吸収は高くなるということなので、冷たい水より温かいお湯の方がよいということになりますが、熱いお湯はさすがに無理なので、胃や小腸と同じくらいの温度、つまり体温の37度くらいのぬるま湯が適当です。
正しく飲んで薬を効きやすくしましょう。
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