お子さんの乳歯が虫歯になってしまった時、お母さんから「また生え換わりますよね」とか「大人の歯ではないから良かった」などということをたまに聞きます。
確かに乳歯はいずれ大人の歯に生え換わります。
でも本当に安心していていいのでしょうか？
こんにちは、院長の小野です。
乳歯に虫歯ができてしまったとき、以前歯医者さんに連れていってぐずって嫌がって治療が上手く出来ず大変だった。今回はどうしようかなと考えていたら、、虫歯が小さいうちに歯医者さんに連れてきた方がよいです。
いくら嫌がった過去があっても、虫歯が小さければ治療も大変なことにならずに済みます。
たとえば、虫歯が小さいなら、進行止めを塗ったり、歯を削って白く埋めたり、型どりして小さい銀歯を入れたりで済みます。
これが、虫歯が大きくなって歯の神経までの治療が必要になったりしたら、ますますお子さんは歯医者さんが嫌になってしまうかも知れません。神経の治療になると子供さんにとっては大変なことです。
しかも、乳歯は大人の歯と違って表面のエナメル質と呼ばれるところが軟らかく虫歯の進行が早く、あっという間に根っこの奥まで進むことがあります。
そんなことになったら、その下で生えるのを待っている大人の歯はどうでしょう？上手く育たなかったり、歯の形が変形したりすることも稀にあります。
子供の歯はとても大事です。
大人の歯が生えてから予防をお考えの方もおられるかも知れませんが、大人の歯と乳歯は混在して生え換わっていきます。
ことに６歳頃に生えてくる６歳臼歯と呼ばれる大人の歯は、乳歯の奥のさらに奥から生えてきますので、虫歯日なりやすい環境のお口の中だと、気付いたときには虫歯が進んでしまうこともあります。
早めに歯医者さんに受診をして予防をしていくようにした方がよいと思います。
嫌がるかも知れませんが、長い目でみれば早いうちに受診をした方がよいかと思います。
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