どこに何をすると歯磨きの効果が上がるのか、ご存じですか?
こんにちは、院長の小野です。
歯磨きの目的は、歯や歯茎の周りの細菌を減らすことです。
むし歯菌と歯周病菌では、効率的に細菌の除去できる歯ブラシの選び方、当て方、動かし方がそれぞれ違います。
ターゲットのむし歯菌歯周病菌の性質と隠れている場所をつかんだら、次は実践あるのみです。
むし歯予防、歯周病予防のそれぞれに効く磨き方をお話して行きましょう。
お子さんのむし歯予防が中心になるので、デッキタイプの歯ブラシと、歯間はフロスで。
むし歯と歯周病の両方が気になる大人の方は、デッキタイプ、細く長く軟らかいテーパード毛タイプの2種類を用意し、毛先が届かないところはフロスと歯間ブラシを使います。
では、具体的には。
歯周病予防なら
歯と歯茎の境目のミゾ、歯周ポケットのプラークの除去には、細く長く軟らかなテーパード毛タイプの歯ブラシがお勧めです。
45°の角度でミゾの中に差し込んで、優しく動かしてプラークを除去します。
むし歯予防なら
歯面にしつこくくっつくバイオフィルムの除去には、毛先がフラットなデッキブラシタイプの歯ブラシがお勧めです。
バイオフィルムを取り除くにはこすり取るのが一番です。
デッキタイプタイプの歯ブラシなら効率よくこすれます。
歯石除去は?
硬い歯石は、どんなに自分で頑張って取り除こうとしても取り除けません。
放っておくと歯周病が進行してしまいますので、歯科医院で取り除いてもらいましょう。