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歯磨き剤選びのその2

歯磨き剤選びのその2。

本当に自分に合っていますか?

こんにちは、院長の小野です。

歯科医院に来院される患者さんのお口を拝見していると、「もしかしたら使っている歯磨き粉はあっていないのかな?」と感じるときが時々あります。

まさにミスマッチですね。

さりげなく伺ってみますと、なかにはお口のトラブルや不快感が気になっているものの、それが歯磨き剤の選択が一因になっているとは思ってもいなかったようです。

では「自分に合っていない」とはどう言うことなのでしょう。

そもそも、歯磨き剤の本来の目的は「歯の汚れを落とすこと」です。

歯の汚れはプラーク(歯垢)やステイン(着色)、歯石などがあります。

はじめは軟らかいプラークも、堆積すると「バイオフィルム」(細菌の塊)という状態になります。

そうすると歯ブラシでこするだけでは落とすことができません。

そこで多くの歯磨き剤には、汚れをかきとる成分(清掃剤。研磨剤)が入っています。

このかきとる効果が強いと歯や歯茎を傷つけてしまうこともありますし、弱すぎると汚れ自体を効率的に落とすことができないこともあります。

歯磨き剤の選択は歯ブラシとの組み合わせで考えることが大事ですし、ご自分の磨き方(当て方の強さなど)にも影響がでてきます。

ここで期待されている効果は、歯磨き剤の成分のうち「薬効成分」として配合されているものに決まります。

「フッ素」は歯のむし歯予防のための薬用成分の1つです。

他にもいくつかの薬効成分が特定の効果を狙って配合されています。

薬効成分の選択は、ご自分が重視したい効果はむし歯予防なのか、歯周病予防なのかによって変わります。

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