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フッ素の上手な付き合い方

フッ素は人工的につくられたものではなく、自然界に存在するお水・海藻・お茶などにも含まれています。
そもそもフッ素にはどんなむし歯予防効果があるのかというと
1 歯の質を強くします
2 初期虫歯になりかけた歯を元にもどそうとする働き(再石灰化)がある
3 むし歯の原因となる酸を抑える
などの効果があります。
また、フッ素は早くから始めて、長く続けて効果があります。
ですので、子供さんは乳歯が生えはじめた生後6カ月ごろから始めるとよいでしょう。たとえ乳歯は1本でも生えはじめたら始めてもよいわけです。
その後はだいたい3ヵ月に1回、年4回のペースでフッ素塗布を受けるのが理想的です。その時には同時にお口全体の定期健診を受けましょう。
その後、永久歯が生えそろう15歳ごろまで続けるとよいでしょう。
フッ素は初期虫歯を治すことができるか?というと歯の表面にできたごくわずかに白くなった初期虫歯であれば、できることがあると言われています。
では、永久歯が生えそろって、フッ素塗布をしなくなったら虫歯はふえるかというと、
日ごろの生活の中で微量ですがフッ素を摂取していますので、急に虫歯が増えることはありません。もちろんフッ素だけでむし歯を防いでいるわけではありません。食後の歯磨きや、甘いものをだらだら多量に食べない事がむし歯予防として大切なことです。あと、フッ素入りの歯磨き粉を毎日使うのも効果があります。
その時のうがいは?というと1~2回くらいで止めるのが良いでしょう。意外とブクブクやってしまいがちですが、少ない方がフッ素がお口に残りやすいです。
フッ素入りの歯磨き粉を使う量ですが、3~6歳の子供さんだとグリンピースの豆粒くらいの量がよいでしょう。当然、うがいが出来るようになってからをお勧めします。それ以降の年齢では歯ブラシの約半分が適量でしょう。
では大人の方はフッ素は効果があるかというと、効果があります。ただ子供さんと同じように高濃度のフッ素を塗布するより、フッ素入りの歯磨き粉に入っているフッ素(成分表にフッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化第一スズなどと書いてあるもの「フッ素配合」とあれば大丈夫です)で歯磨きを毎日しながら摂取する方が効果があります。
身近にあるフッ素。上手く利用してむし歯になりにくいお口の環境作りをしていきましょう。

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