予防の常識・非常識?
歯医者さんは痛くなってから行けばいい?
これは×ですね。
痛みのないときに行くのが〇です。
こんにちは、院長の小野です。
「痛くなければ歯医者さんに行かなくていい」と考える方も多いと思います。
じつは、虫歯や歯周病も、その進行具合を痛みで判断することはとても難しいです。
むし歯で痛みがでるのは、歯に穴があいてからしばらくのあいだだけ。
炎症で神経が死ぬと、悪化しても痛みは消えてしまいます。
また、歯周病は痛みがなく進行し、痛みが出るころにはもう手遅れになっていることがあります。
治療をしても歯を救えないケースも少なくありません。
そうならないために大切なのが、定期健診です。
プロの目でお口の中をチェックしてもらうことで、それを改善するための対策や指導をしてもらいます。
痛くなる前から通って、トラブルの芽を事前につめば安心ですね。
次に、歯ブラシだけでお口の中のケアは完璧?
これも×ですね。
歯ブラシだけでは、絶対磨けないところがあります。
歯ブラシ1本でお口の中のお手入れはカンペキ?と思いきやじつは残念ながらそうではありません。
歯と歯の間(歯間)、歯周ポケットの奥など、いくら磨き方が上手でも、歯ブラシの毛先の届かないところがあるからです。
特に隣接面は、むし歯や歯周上のリスクが高いところ。
ツルツルした歯面はもともとプラークが溜まりにくく、隣接面は歯ブラシが届きにくくプラークも溜まりやすいです。
歯ブラシだけでは磨けない場所をきれいにするには、デンタルフロス、タフトブラシ、歯間ブラシをセルフケアに取り入れるのに加え、歯科医院での定期的に歯のクリーニングをしてもらいましょう。
毎日の歯磨きで撮りきれなかった汚れも、しっかり落としてもらえます。
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