岡崎市 おの歯科では、痛みの少ない治療と優しく丁寧な説明を重視しています

細菌のバランスって、何?

「細菌のバランス」ってなんのこと?
「細菌のバランスを改善するといい」とよく聞きます。
では、こんの「細菌のバランス」とはいったいどういうことでしょう。
こんにちは、院長の小野です。
腸やお口の中にいる細菌は、大きく3つに分かれます。
善玉菌(有益菌)と悪玉菌(有害菌)、そして日和見菌です。
善玉菌はお腹の調子を整えてくれたり、体の免疫力を強くしてくれたりする、役に立つ細菌です。
さまざまな乳酸菌、そしてビフィズス菌もよく知られています。
悪玉菌としては、ウェルシュ菌(下痢の細菌)、黄色ブドウ球菌(下痢やニキビの細菌)などがよく知られています。
これらは健康な人の体の中にも存在している細菌です。
日和見菌とは、その名の通り善玉菌と悪玉菌が均衡を保っているあいだは静かなのですが、悪玉菌が優勢になると、それに乗じて暴れる困った性質の細菌のことです。
大腸菌やむし歯菌、歯周病菌がこれに属しています。
善玉菌と悪玉菌、日和見菌の比率は、健康な人の場合はほぼ一定に保たれています。
しかし、ストレスや服薬、食生活の乱れなどが加わると、悪玉菌が活発に活動を開始し増殖をはじめます。
すると日和見菌も影響を受けて元気になります。
こうなると善玉菌を悪玉菌のバランスが崩れ、体に悪さをする勢力が増し、下痢や風邪、虫歯や歯周病などの感染症になりやすくなってしまいます。
そこで役立つのがプロバイオティクスです。
善玉菌の味方をする助っ人の善玉菌を送り込んで補ってやると、体のなかの善玉菌と悪玉菌のバランスを取り戻すことができます。
その結果、再び善玉菌が力を盛り返し、、悪玉菌の勢力の拡大を防いで、日和見菌の悪玉化を防ぐことができるのです。

インドアビュー