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プロバイオティクスとか戦う乳酸菌って何?

プロバイオティクス」とか「リスクと戦う乳酸菌」とか聞いたことはあるかと思います。
では、これはいったいどんなことなのでしょう?
こんにちは、院長の小野です。
「感染症を防ぐ」とか「悪い細菌の勢いを抑える」といったことを聞くと、みなさんはどんなことを思いうかべますか?
おそらく抗生物質を飲んで細菌をやっつける方法を思いうかべるのではないでしょうか?
感染症に対抗するとき、現在の医療ではもっとも一般的にもちいられているのが、この抗生物質を使った治療です。
抗生物質は、いまや私たちにとってなくてはならない重要な薬です。
医療の歴史は、この薬の誕生によって大きく前進し、支えられてきたといっても過言ではありません。
しかし一方で、抗生物質の使い過ぎは、私たちにとって非常にリスキーなものだということもわかってきました。
細菌をやっつけようと強い薬を使ったがために、細菌が生き残りをかけて変異し、抗生物質の効かない非常に感染力の強い細菌になってしまうことがあるからです。
このような耐性菌の問題は、院内感染などのニュースでもときどき取り上げられていますので、ご存知の方は多いかと思います。
じつは抗生物質で細菌をやっつけて病気を治す方法は、今回の「プロバイオティクス」とは対極的であり、「アンチプロバイオティケス」と呼ばれています。

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