岡崎市 おの歯科では、痛みの少ない治療と優しく丁寧な説明を重視しています

矯正の講演会に行ってきました。①

こんにちは、院長の小野です。
先月に歯科医師会主催の矯正についての講演会があり、それいついての原稿を作りました。
今回3回に分けて載せますので、矯正についてお悩みの方は参考にどうぞ。
平成29年2月5日に岡崎歯科総合センターにおいて、第3回学術講演会が行われました。
今回は、豊橋市で開院されておられる加藤正美先生をお招きして、「乳歯列期~混合歯列期の歯列不正の対処法(一般開業医の立場から)」の講演がありました。
お子さんの親から、歯列不正の相談をされたとき、みなさんはどうお答えをしていますか?
「もう少し様子をみてみましょう」という言葉で、その場を逃げていませんか?また、「とりあえず拡大装置をいれましょう」とか、「とりあえずマウスピースをいれましょう」とか、その場限りの計画性のない治療を行って、お困りではありませんか?というお話しから講演はスタートしました。
日々の診療の中で、よく患者さんから、乳歯の反対咬合、永久歯の反対咬合、開咬、下顎の2が舌側から生えてきた、なかなか生えてこない前歯、上顎の1の捻転、正中離開、上顎前突、乳歯の早期脱落、交叉咬合、上顎の2のスペース不足などの相談がありますが、これに対して先生方はどうお答えていますか?と問いかけがありました。
確かに、実際の治療のなかで患者さんに正確に答えているのか?と言われると多少疑問が残ります。
先生のお話しでは、
矯正の知識はある → ① 治療はできないので専門医にバトンタッチをする
           ② 自分でできるところまでして、あとは専門医にバトンタッチ
           ③ 自分で最後まで行う
矯正の知識がない → ④ わからないので知識のある先生にバトンタッチ
           ⑤ 知識はないけど、とりせずやってみる
           ⑥ 「様子をみましょう」という歯医者の必殺技をつかう
おそらく、このどれかにあたるのではと言われ、⑤と⑥は絶対によくない、やってはいけないと言われました。
先生の考える言葉ので、例えば
居酒屋に行く→とりあえずビール→あとは頼みたい、食べたいものを注文して食べるだけ。
このように”とりあえず”という全く計画性はないけど、やってみるということが矯正でもあてはまるのではないかと。いきあたりばったりの治療ではないかと思われます。

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