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歯磨き粉は使うべき?使わないべき?

歯磨き粉?歯磨き剤?
歯磨き剤は歯磨きの邪魔になるとか、研磨剤が歯に悪いとかという意見もありますよね。
使うべきか、使わないべきか。
ひと昔前と違って、今の歯磨き剤の多くは予防のための有効成分が入った「医薬部外品」。
香料による清涼感とステイン除去が主たる目的のいわゆる「化粧品」だった時とは違い、まったくの別物です。
こんにちは、院長の小野です。
歯磨き剤を使うか使わないかどちらがいいかと訊かれることがあります。
そんなときは「是非使ってください」とお答えします。
たしかにかつて歯科では、「歯磨きをするときには、歯磨き粉を使わないでください」と患者さんに言っていたことがありました。
当時は、味が辛く泡がブクブクして爽快感が強く、みがけていなくても磨けた気分になったり、丁寧な歯磨きの邪魔になる。
そして配合されている研磨剤で歯が摩耗するおそれがある、といったことがあります。
「歯磨き剤を積極的に使いましょう」と患者さんにお伝えするようになったのは、80年代になってからでしょうか。
一部の歯磨き剤にフッ素が配合されるようになり、ことに歯科医院で販売されている歯磨き剤には、むし歯予防に有効な濃度のフッ素(950ppm)が入り、成分表示がされるようになりました。
むし歯予防という歯科医療に貢献する「医薬部外品」の歯磨き剤へと大きく変化を成し遂げました。
現在は、国内で販売されている歯磨き剤の90%以上にフッ素が入っており、フッ素が入っていることが当たり前といってよい時代になりました。
再石灰化を促進させる機能をプラスされたり殺菌剤を配合されてりとプラスアプファの効果を狙ったものも増えてきました。
こういったことにより、安心してたっぷりと適量を守り使って頂ければと思います。

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