みなさん、洗口液は御存じですか？
プラークをやっつけるためには歯磨きが一番ですが、洗口液の効果はどうなのでしょうか？
こんにちは、院長の小野です。
プラークをやっつけるためには、お話ししたように、歯ブラシやフロスを使って器械的に取り除くのが一番です。
でも、抗菌性のある洗口液の働きを上手に使うと、さらに効果が上がると言われています。
では、どう言った洗口液が効くのでしょうか？
抗菌性の洗口液には、ある程度プラークに浸透して殺菌効果を発揮するものと、プラークにくっ付いて細菌の増加を抑えるものとがあります。
短時間で殺菌できるのが、エッセンシャルオイルを配合しているリステリンや、イソプロピルメチルフェノール（ＩＰＭP）を配合している製品です。
プラークに付着して細菌の増加を抑えるのが、塩化セチルピリジニウム（ＣＰＣ）を配合している製品です。
まず、広く使われていますのがリステリンです。
抗菌性のある植物のエッセンシャルオイルを使ったリステリンは、プラークを減少させる効果が認められていて、伝統的に使用されてきた安全性と有効性が高く評価されています。
ＩＰＭＰは、水に溶けやすい殺菌剤でプラークへの浸透力があり、短時間で殺菌作用を発揮します。
それからＣＰＣは、プラークへの浸透性はありませんが、プラークの表面にくっ付いてプラークの増加を抑えます。
歯肉炎予防に効果があり、様々な歯磨き剤や洗口液に配合されています。
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