岡崎市 おの歯科では、痛みの少ない治療と優しく丁寧な説明を重視しています

エナメル質形成不全って? その2

ではそのエナメル質形成不全症になった歯のエナメル質はもろいとどんなことが起きるでしょうか?
こんにちは、院長の小野です。
エナメル質は本来体の中で一番硬い組織になります。歯の表面を鎧のように外側を覆って歯を守るようになっています。
エナメル質形成不全症の歯は、エナメル質の密度が粗く、防御機能が先天的によわくなっています。
健康なエナメル質にくらべると、欠けたり崩れやすくなり、虫歯にもなりやすいのです。
また、これらが見られるのは、主に永久歯で乳歯ではまれです。
特に奥歯の場合、咬み合う歯も生えて上下の歯があたるようになると、その衝撃でもろいエナメル質が欠けたり崩れたりします。
そうした時に必要になるのが、歯の補修です。傷んだエナメル質を放置してしまうと、そこにプラークが溜まって虫歯がはじまり、歯の中に細菌が入り込み炎症が起りやすくなります。
そこでふだんから歯が崩れていないかどうか観察をし、必要に応じてレジンで修復しながら、虫歯のリスクをコントロールしていく必要があります。
特に子供さんの時の生えはじめの永久歯は、まだまだ象牙質に厚みがありません。
そのため、生えて時間がたった大人の時と違って、虫歯の進行も早く、刺激にも敏感で、激しい痛みが急にくる時もあるかもしれません。神経をとる治療になることだってあるかもしれません。
ふだんから、歯科医院で健診を受けることが大事かと思います。

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