しみる症状の原因は?知覚過敏のリスクチェック!
こんにちは、院長の小野です。
知らずに続けている生活習慣や癖がエナメル質を削り、スミア層を失わせて、つらい症状が出ているのかも知れません。
思い当たりそうな項目を出してみました。
- 歯ぎしり・食いしばりをしていませんか?
過剰な力は歯にヒビ、欠け、咬耗、詰め物・被せ物の傷みの原因に。
自分では気づかない癖なので、お口にその痕跡がないか歯科医院で診てもらいましょう。
就寝中にマウスピースを装着するのも方法です。
- ゴシゴシ歯磨きはやめよう
ゴシゴシと強く歯磨きをしすぎて、歯を摩耗させたり、歯茎を痩せさせていませんか?
「どの程度の力で磨くといいのかな?」と言ったことがわからない方は、歯科医院で歯磨き指導を受けるとよいでしょう。
- 歯磨き不足も大きなリスクに
じつは「歯磨き不足」も知覚過敏のリスクに。
歯にべったりつく歯垢の中にむし歯菌の出した酸が留まり、スメア層や再石灰化層を溶かしてしまうのです。
やさしく丁寧に磨きましょう。
- 熱中症予防に何を飲んでいますか?
暑い季節の熱中症予防に毎日イオン飲料を飲んでいる方は多いと思います。
イオン飲料は意外と酸性度が高く、チビチビ飲む度に歯が溶けます。
普段はなるべくお水やお茶にしましょう。
- ヤニ取り歯磨き剤を使っていませんか?
ヤニ取り歯磨き剤は研磨力が強く、ステイン除去機能の高い歯磨き剤も、研磨剤がたくさん入っているものもあるので、避けた方が無難です。
歯磨き剤選びに迷ったら、歯科医院で相談をしましょう。
- すっぱい食べ物の取り過ぎにご注意を。
健康のために積極的に柑橘類を食べ、お酢や酢の物を摂る方が多くなっています。
酸味は身体に良くても、歯には悪いことも多いので、ご自分に合った食べ方を歯科医院で相談しましょう。
- 水泳やジムでは、決まってスポーツ飲料。
スポーツの時はこまめな水分補給を。
しかしスポーツ飲料やビタミン飲料ばかりチビチビ飲むと歯が溶けやすく、そうした歯を食いしばったり、ゴシゴシ歯磨きをすると歯がすり減りやすいです。
- お口の中がパサついていませんか?
持病のお薬を飲んでいる方に多いお口のパサつき。
薬の副作用で唾液の分泌が減ると、歯の再石灰化やスミア層の形成がスムーズに行われません。
また、体調が悪いときも知覚過敏になりやすいです。