不安に思っていること
持病で服用している薬があります
いつも飲んでおられる薬は、抜歯などの歯科治療に大きく影響する場合があります。 特に注意したいのは「骨粗鬆症」「喘息」などの治療薬や「血をサラサラにする薬」「ステロイド」「抗ガン剤治療、放射線治療」などです。
初診での問診でも詳しくお伺いしますが、治療の途中で薬の種類が変わったり、新しく薬を飲んだりした場合にも、その都度かならずお知らせくださいね。
こんなお薬を飲まれている方、歯科治療に要注意!
歯医者に行くたびにレントゲンを
撮っても大丈夫?
整形外科で膝のレントゲンを撮ったばかりなのに、歯医者でもレントゲンを撮って大丈夫なのか、また小さい子供さんや妊娠の可能性のある患者様も、レントゲンに不安に感じる方がおられることと思います。
実は歯科で使用するレントゲンの放射線量は約0.04ミリシーベルトととても少なく、胃のレントゲンと比べると100分の1以下。
もちろん妊娠の可能性のある方は必ずスタッフに伝えていただきたいのですが、胎児に影響が出ると言われる被曝線量は100ミリシーベルト以上であることも申し添えます。
参照:【胎児への影響】環境省 放射線による健康影響等に関するポータルサイト
歯医者さんでまたレントゲン、そんなに撮って大丈夫なの?
麻酔で心臓がドキドキするので
心配です
麻酔でドキドキする原因として考えられるのは、まず精神的なストレスです。 注射はやっぱり怖いですよね。 歯医者が苦手な方、痛みが怖い方ならなおさらです。 当院では細い注射針を使うなど、痛みの少ない治療に取り組んでいます。
もう一つの原因は、局所所麻酔薬リドカイン製剤に含まれるアドレナリンの作用です。 血圧を上昇させたり、脈を早くしたりする働きがあるので、注射直後から10~20分くらい心臓がドキドキすることがあります。
当院ではアドレナリンを含まない麻酔もご用意していますので、高血圧や糖尿病でご心配な方はお申し出くださいね。
麻酔注射で心臓があおってきたのですが・・・大丈夫ですか?
「歯茎を刺す検査」は必要ですか?
歯医者さんに行った時に受ける、歯と歯茎の隙間に何かを差し込む、あの検査。チクチクして痛いし、血が出るので、できればやりたくない…というお声も頂きますが、あの検査で調べていることは、歯周ポケットの深さです。
深いポケットをそのままにしていると、やがて歯がグラグラして抜ける、ひどい口臭に悩まされるなどの「歯周病」が進行していきます。 ぜひ検査を受けて、歯と歯茎の健康を守りましょう。
歯医者さんに行くとされる歯ぐきを刺す?検査っていったい何のため?
コーラで歯が溶けるって
本当ですか?
答えは「本当です」。 歯は「酸」にさらされていると溶けてしまいます。 コーラやハイボールなどの炭酸入りの飲料、もずく酢やグレープフルーツを毎日食べる、果実酢を飲む、ダラダラ食べ・飲みなどの食習慣は要注意です。 逆流性胃腸炎の方も注意が必要です。
実はこれが「酸蝕症」という歯(エナメル質)が溶ける病気です。 「水を飲んでも歯にしみて痛い」「奥歯がツルツルする」という困ったことになりますから、心当たりのある方はご相談ください。
「酸っぱいもので歯が・・・」
酸蝕症。それは現代病です。
出産後、いつから歯科治療は
できますか
痛みや腫れのある方は、応急処理をいたしますので体調の良いときにお電話の上、受診してください。 通常の歯科治療は、目安として産褥後6~8週間以降は可能と言われています。
妊娠中は、女性ホルモンの関係で歯周病になりやすいです。 また長引くつわりで歯磨きが難しく、虫歯になってしまう方もおられますので、気になっている方はぜひ受診してください。
授乳中の歯科治療・麻酔が心配です
「授乳しているけれど麻酔しても大丈夫?」というご質問もよくいただきます。 一般的に歯科でおこなう局所麻酔薬の使用は、その母親から哺乳されている赤ちゃんにとって影響はないと考えられています。
しかしご心配な場合は、局所麻酔薬の投与後6時間くらいは授乳をストップしてミルクで代用する、あるいは前もって搾乳して冷蔵庫に保管し、そちらを与えるのも1つの方法だと思います。
出産後の歯科治療は?