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子供の酸蝕症。こんなケースには要注意!

子供の酸蝕症。こんなケースには要注意!

こんにちは、院長の小野です。

乳歯や、生え始めの永久歯のエナメル質は未熟で柔らかくものです。

そんな時に酸に触れる機会が多いと酸蝕症になるリスクが高くなります。

ここでは、それぞれのケースにつてお話をしていきましょう。

ケース1

毎日栄養ドリンクを飲んでいた。

CMでおなじみの栄養ドリンクを、健康のためにと同居のおばあさんが毎日飲ませていました。

酸味と炭酸が強いのでちびちびと飲んでいたところ、歯が酸に触れる頻度がおおくなり、やがて重度の酸蝕症になってしまいました。

指摘を受けて直ぐに飲むのをやめたところ、定期健診を受けながら数年後、永久歯に無事に生え替わりました。

ケース2

スポーツ。クラブの熱中症予防にスポーツ飲料を飲んでいた

急に歯が白濁して心配になり来院された小学生。

歯面全体はエナメル質の酸蝕症になっていました。夏休みの暑い時期にクラブで熱中症対策として、休憩のたびにスポーツ飲料を飲んでいました。

スポーツ中はお口の中が乾燥し、口の中を洗い流してはくれません、その結果酸性飲料の影響をもろに受け酸蝕症になってしまいました。

ケース3

干し梅にはまって毎日食べていた

元々むし歯はなかったお子さん。プラークのない生え立ての奥歯に大きな穴があいてしまった事に気づいて来院されました。

聞いてみますと。「最近干し梅にはまって毎日食べている」とのことです。

奥歯の溝に食べ残していた干し梅の強い酸により、短期間で酸蝕症になってしまいました。

どうでしょう?

どれも良くある話しだと思います。

良かれと思ってしていたことが、結果歯にとっては酸蝕症の原因になってしまっていたということです。

気をつけて欲しいところであります。

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