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では、プロバイオティクスは何をしてくれるの?

プロバイオティクスは感染予防によいそうですが、実際にはどのようにはたらくのでしょうか?
こんにちは、院長の小野です。
善玉菌と悪玉菌のバランスが大事なことは前回おはなししました。
そこで、さらに深くプロバイオティクスのメカニズムについてみていくことにしましょう。
ここでは、お口に効くメカニズムの説明へと進む前に、全身(もとろんお口の中も含みます)の免疫機能を担っている「腸」を例にあげて説明しましょう。
プロバイオティクスのメカニズムについては、解明されていない部分もまだまだあり、複雑なシステムなのですが、ここではわかりやすく、単純化してお話ししたいと思います。
プロバイオティクスが果たす機能には大きく分けて4通りあります。
1つ目がプロバイオティクス自身が抗菌物質を作りだす(プロバイオティクスの種類によってあります)ということと、2つ目が悪玉菌と競争をして悪玉菌を排除しようとしてくれること、3つ目が腸の上皮のバリヤー機能を守って強くしてくれること、そして4つ目が免疫物質の増強を促してくれることです。
細菌のバランスが改善し、からだによい作用を与えてくれる善玉菌が活発に働くことにより、腸の本来もつ能力が邪魔されず、活性化されて、のびのびと発揮されます。
じつはこうして腸がよく働いてくれると、全身の免疫力が上がって、当然ながらお口の中の感染症を抑える効果も上がります。

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