岡崎市 おの歯科では、痛みの少ない治療と優しく丁寧な説明を重視しています

プラークの恐るべき正体・・・2!

プラークの恐るべき正体とは?
プラークという言葉を訊いたことはあるかと思います。
むし歯や歯周病の原因の細菌の棲みかと思われますが、実際はそれだけではないのです。
こんにちは、院長の小野です。
歯にべったりと付いたプラーク。この中に潜んでいる細菌がいかに凶悪か、どうなのでしょうか?
実は、プラークの中に潜んでいる細菌は、様々な毒素を作り出し、私たちが知らないうちにからだを傷めつけているのです。
とくに歯周病のかたの歯周ポケットのなかには、グラム陰性菌(歯周病菌など)がうじゃうじゃいます。
この細菌たちは外膜に内毒素を作っていて、この内毒素が血流にのってからだのなかに入ることによって、病原性をはっきしてしまうのです。
歯の周りには内毒素と結合するレセプターがたくさんあります。
また、細菌をやっつけようと集まって来る免疫細胞もかく乱され、内毒素を体内へと持ち込んでしまうため、内毒素は容易に血流にのり、体内へ運ばれてしまいます。
その結果どんなことが起こってしまうかというと、細胞が壊れ、発熱し、血液が固まり、血流が悪くなってしまします。
多量の内毒素が血中にどっと入りこむとショックを起こすこともあるのですが、通常はジワジワと送りこまれていくので、気が付かないうちに歯周病や、動脈硬化、糖尿病、早産などの引き金が引かれることもあります。
怖ろしいことに、内毒素の威力は細菌が死滅しても弱くなることはありません。
菌体が壊れても内毒素は小さな破片となって血流に流れ込み、病原性を発揮します。

インドアビュー